1969年、私は愛知県岡崎市に生まれました。幼少期から「つくること」が大好きで、いわゆる図工や美術だけは得意な少年だったわけです。
その本質のまま成長していき、高校を卒業した私が進んだのは建築科のある大学でした。
正直、まだ当時は建築家になりたいという野望はなく、ただ「身に付けられることを学ぼうかな」程度の気持ちでしたね。
ところが、いざ大学で学んでみる意外にも夢中になりまして(笑)。とりわけ自分に響いたのが「図面を描くこと」でした。とにかく面白かったんですよ。
その頃から徐々に建築士という仕事を意識しはじめ、その想いは日に日に強くなっていき、大学卒業後は迷うことなく名古屋の設計事務所に就職しました。
その事務所で私が携わったのは、学校の校舎やプール、変電所などの改修用の設計といった、主に公共事業の仕事でした。この経験が私の建築士としての基礎を磨いてくれたことは間違いありません。
その後、一般住宅というジャンルの設計を手掛けてみたい、という野望が強くなった私は独立。社会に出て10年目のことでした。
そして現在、故郷である岡崎で設計事務所を構えています。お施主様と一番近い距離で一緒につくることのできるこの仕事は、私にとっての誇りです。
大切にしているのは「人と同じじゃ、つまらない」という考え方。今後も「自分だからこそできる提案」にこだわり続けていきたいと思います。ちなみに、趣味はアウトドアです(笑)。